2019年に、バリ島から40分の島ヌサペニダに滞在しました。
シュノーケリングツアーに参加して4つのポイントをまわったんですけど、ゴミが浮いてたりサンゴに落書きされていたのが衝撃的で、悲しくて。
これまでは環境に優しくと聞いてもいまいちピンときていなかったんですが、「自然って人間の手によって壊されているんだなぁ」と言うのを実感したときに、「できることから何かをしよう」と考えるきっかけになりました。
今でもプラスチック製品を買ってしまうことはあるけど。。
でも、一人一人が少しずつでもできることをやっていけば、少しは未来がいい方向に変わると信じています。
この記事では綺麗な海と環境を守るためにできることをご紹介します。
まだまだ私もできていないことがあるから、私も自分がこれからできることがないかいろいろ調べながら書きました。
インスタでも簡単にまとめています!
綺麗な海と環境を守るためにできること10選!
- ペットボトルの使用を減らす
- プラスチック製品の使用を減らす
- マイクロビーズの入った製品を使用しない
- 海や環境にやさしい製品を使う
- ゴミ拾いに参加する
- 団体に寄付する
- たばこのポイ捨てをしない
- サステナブル(持続可能)な食べ物を選ぶ
- 海の中の生物を触らない
- 二酸化炭素の排出を少なくする
ペットボトルの使用を減らす
ペットボトルは、1分間に100万本、1秒に2万本(2016年のデータ)も消費されています。
日本でも水道水は飲みたくないからとペットボトルを箱買いしている人もたくさんいると思います。
日本のペットボトルの回収率は91.5%、リサイクル率は88.5%ととても高いのに、再度ペットボトルとして生まれ変わる「ボトルtoボトル」のリサイクルはたったの15.7%(PETボトルリサイクル年次報告書2021より)なんだそう。
日本は高いリサイクル率を誇っていますがそのほとんどが焼却されていて本質的なリサイクルとは言えません。
そのため、ペットボトルの使用を減らすことが環境には優しいと言えます。
私は2018年からマイボトルを持ち歩いています。
私は適当にネットで選んで購入しましたが、これからマイボトルを購入するなら、タイガーのカスタムボトルがおすすめ!
スタンダードモデルは、11色のカラーに3種類の容量(350mL、500mL、600mL)が選べて、4種類のせん(ワンプッシュせん、スクリューせん、ワンプッシュ抗菌加工せん、スクリュー抗菌加工せん)まで選べる全132通りものデザインから自分の好きなデザインを選べるのがポイント!
好みのデザインが選べるだけでなく、紛争の資金源になっていると言われる鉱物資源を使わず、15歳以下の労働者がいる企業とは取引をせず、フッ素コート不使用と、これまで見てきた中でもかなりサステナブルを意識しているマイボトルとなっています!
さらに、売上の一部はWaterAid(ウォーターエイド)に寄付され、清潔な水、適切なトイレ、衛生習慣を届ける活動に使われています。
7色のカラーから選べるアクティブモデルもあるので、ぜひタイガーボトル公式サイトでチェックしてみてください!
プラスチック製品の使用を減らす
ペットボトルと同じで、プラスチック製品ってかなり便利でいろいろな場所で使われています。
特にレストランでの持ち帰りやコンビニ、Uber Eatsなど。
持ち帰りをするときにお箸やフォークなどを断るだけでプラスチック使い捨ての削減に繋がります!
ほかにも、プラスチックのタッパーの代わりにガラス製やシリコン製の容器を使うこともいいですよね!
私はシリコン蓋やシリコンのおにぎりラップを愛用しています!
でも普通に生活してると、プラスチック製品を全く買わない生活ってやっぱり難しいですよね。
マイクロビーズの入った製品を使用しない
マイクロビーズとは、洗顔のスクラブや歯磨き粉のつぶつぶに使われていたもの。
マイクロビーズは、直径0.5mm以下のプラスチックでできていて、肌の古い角質を除去してくれるということでいろいろな製品に使われていました。
この小さな小さなマイクロビーズは排水管を通り最終的には海に流れ着き魚が食べたりするそう。
そして、その魚を人間が食べることから環境面での問題が指摘されるようになりました。
北米や欧州、アジアでは規制が強化され、パーソナルケア製品は代替品に置き換わっているようです。
日本では、花王(2016年末)や資生堂(2018年末)、コーセー(2018年)など大手企業は製品からマイクロビーズを排除しています。
ただし、スキンケアやメイクアップ化粧品は代替品の開発が難しかったことからまだ規制に至っていなかったようです。
調べたところによると、味の素が自然由来のマイクロプラスチックビーズ代替品を開発したとのことで、2022年度上期には展開していくのではと言われています。
環境に優しい歯磨き粉だと有名なのはDavidsのもの!
100%天然原料を使い、動物実験をしていないリサイクルできる金属チューブの歯磨き粉です!
海や環境にやさしい製品を使う


例えば、日焼け止めにはサンゴに有害な成分「オキシベンゾン」と「オクチノキサート」が入っているものが多いです。
パラオでは2020年から(オキシベンゾン、オクチノキサート、オクトクリレン、エンザカメン、トリクロサン、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン、ベンジルパラベン、フェノキシエタノールが禁止)、ハワイでは2021年から(オキシベンゾン、オクチノキサートが禁止)サンゴへの有害物質を含んだ日焼け止めの販売や流通が禁止されています。
普段もサーフィンのときも、肌に塗るのはアルバボタニカの日焼け止めを使っています。
動物実験を行わないリーピングバニー認定を受けています。
サーフィンのときは、バジャーのスティックタイプの日焼け止めを使っています!
こちらも動物実験を行わないクルエルティフリーでNSF Non-GMO(NSF認定機関による非遺伝子組み換え認証)認定を受けています。
さらに、B Corp認証を受けているのも高ポイントです!
どちらも生分解性!
シャンプーも石鹸タイプのシャンプーバーだとプラスチックゴミもでないし、海に流れても問題ない成分を使っているものが多く販売されるようになりました。
私が使っているのはエティークのもの。
プラスチックの使用は一切なし、パッケージまで土に還る環境にかなり配慮した製品!
B Corp認証を受けた生分解性のシャンプーバーです!
サステナブルなシャンプーの中でも一番環境に優しいのではないかと思い愛用しています!
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食器を洗うときや、体を洗うときは麻たわしを使うようになりました!
洗剤を使わずにお皿を洗えて、最後に捨てるときは土に還すことができます!(もし燃えるごみで捨てても有害物質がでません!)
現在自分で麻たわしを編んで、ネットショップで販売しているので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!
そして、今後は洋服を必要以上に買わずにエシカルファッションを取り入れて行きたいと思っています!
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さらに私は、月経カップと布ナプキンにしたのでナプキンやタンポンを使わなくなりました。
使い捨てナプキンを使わないのは環境にも体にも優しくておすすめ!
今後外に出かけることが増える場合は、布ナプキンじゃなくてオーガニックコットンのナプキン(月経カップ使ってるとそんなに汚れないのでライナーで十分だと思う!)を使おうと思ってます!
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ゴミ拾いに参加する
日本ではもちろん世界でもたくさんのゴミ拾いやビーチクリーンイベントが開催されています。
こういうイベントに参加してゴミを拾うのもいいですよね!
参加ができない場合は、海に行ったときに見つけたごみを拾うなどできることからやってみるといいかも!
私も滞在している場所でイベントがあれば参加してみたいと思います!
団体に寄付する
世界中には、海や環境のために活動している団体がたくさんあります。
自分が活動に参加できなくても、そういった団体に寄付して活動費に使ってもらうのも私たちができる手段の一つです。
- WWFジャパン→地球温暖化を防ぐ、森や海を守る、持続可能(サステナブル)な社会を創るなどの活動
- グリーンピース・ジャパン→プラスチック問題、気候変動、海の保護などの活動
- 日本自然保護協会→ウミガメや沖縄のサンゴ礁を守る、日本の絶滅危惧種を守るなどの活動
たばこのポイ捨てをしない
たばこも海によく落ちているゴミの一つ。
たばこに含まれる成分は海にとって有害な物質も多く含まれています。
吸い殻が海にたどり着くことで、ニコチンなどの有害物質が生物へ影響や突然変異を引き起こす可能性があるそうです。
私はかなり前にたばこをやめたけど、人に迷惑をかけるだけじゃなく、海にも影響を与えてたと思うとショックです。
吸い殻のポイ捨てだけじゃなく、灰を車の窓から外に落とすのもなくなってくれるといいな。
あとは「たばこ吸ってもいい?」と聞かれると嫌とは言えず断りにくくて「いいよ」って答えてたけど、本当は「たばこは苦手で。。」くらいは言えるようになるのが目標です。
たばこを吸う本人が吸い込む「主流煙」よりも、まわりにいる人がフィルターなしで吸い込む「副流煙」のほうが高濃度の有害物質が含まれているっていうし、環境汚染の前に健康に配慮して人の前で吸うのはやめていただきたいというのが希望です。
これを読んでたばこをやめようと思ってくれる人がいたらいいな。。
サステナブル(持続可能)な食べ物を選ぶ
最近ではサステナブル(持続可能)という言葉も浸透してきましたが、環境や人々の暮らしに配慮した持続可能な食べ物をサステナブルフードといいます。
土壌や水質汚染、気候変動などの環境にしっかりと配慮した野菜や、水産資源を獲り続けられるために必要以上に獲りすぎない方法に配慮した魚などを選ぶことも海や環境を守ることに繋がります。
場所によっては生態系に影響を及ぼすぐらい魚が捕獲されたりしていることもあるみたい。
野菜を選ぶときに、無農薬野菜やオーガニック野菜を選ぶのも、実は環境を守ることに繋がるというのはご存知ですか?
野菜の栽培で使われる農薬は、生態系に影響を及ぼすと言われています。
また、化学肥料を必要以上に使いすぎて植物が吸収しきれなかった化学肥料に含まれる窒素が土壌から地下水に流れることで環境汚染の原因となっています。
スーパーで売っている野菜の大半は、F1種といって種取りをせずに毎回種苗会社から種や苗を購入して育てられている野菜です。
種取りをしないということは持続可能な形ではないため、私はできるだけF1種ではなく固定種を選びたいなと感じています。(F1種が危険というわけではありません、詳細が知りたい方は以下の記事を読んでみてください。)
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魚を食べるなら、生態系に影響のない範囲で獲られた魚を食べたいですよね!
たとえば、イオンでは持続可能な漁業で獲られた水産物の証であるMSC認証ラベルや、持続可能な養殖で生産された水産物の証であるASC認証ラベルのついた魚が販売されているそうです。
こういうのがわかると安心して魚も食べられますよね!
fa-star参考記事MSC「海のエコラベル」 /ASCラベルaeonsquare.net/sp/chirashi/sakana.html
有機野菜を中心とした宅配サイトのらでぃっしゅぼーやの魚は、国内で水揚げされた天然ものを第一に扱い、養殖や輸入ものを利用する際は安全や資源管理、環境への影響に配慮した漁業によるものを優先して使用しているそうです。
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海の中の生物を触らない
ダイビングやシュノーケリングをする人なら、サンゴには触らないことやフィンをぶつけないようにすることでサンゴを傷つけないようにしないといけません。
魚などの生物も生態系を壊さないためであることはもちろん、毒をもった生物もいるため触らないようにしてくださいね!
二酸化炭素の排出を少なくする
人間が排出する二酸化炭素の25%以上を海が吸収しています。
その結果海は酸性化してしまい、海の生物に大きな害を与えてしまうんです。
二酸化炭素の排出を少なくするためにできることはたくさんあります。
- 冷房の設定を1℃上げる、暖房の設定を1℃下げる
- 使わない電化製品は主電源を切る、コンセントを抜く
- 車の利用を減らし自転車や公共交通機関を利用する
- エコバッグを使う
- 炊飯器の保温をやめる
これ以外にもできることはいろいろあるので、できることからやっていきたいですよね!
私は田舎に住んでいるのでどうしても車に乗ってしまいますが、エアコンの温度設定や電気の節約などを心がけています。
一人一人ができることをはじめよう!
綺麗な海と環境を守るためにできることをご紹介しました!
私も全然完璧にはできていません。
でも、一人一人ができることから始めるだけでも綺麗な海は維持されていくと信じてます!
もし、これを読んで何かやりたくなった人は、ぜひちょっとずつでも行動してみてください!
サステナブルな食べ物として、無農薬野菜やオーガニック野菜をおすすめしています!
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