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普段の生活で何気なく出るゴミ。

このゴミはどのように処理されているのかご存知でしょうか?

 

私は海が好きで、環境に優しい生活をしたいと思うようになり、ゴミについてもいろいろな本を読むようになりました。

 

この記事では、日本のゴミ問題の現状から、今日からすぐにはじめることができるゴミを減らすための19のアクションをご紹介します。

一人ひとりの力は小さくても、たくさんの人の力が集まれば、大きな力になると信じています。

 

日本のゴミ問題

ゴミの削減は今たくさんの人や自治体が声を上げていますよね。

そもそもなんでゴミを減らさないといけないのでしょうか?

まずは、日本のごみ問題の現状から見ていきましょう。

 

日本のゴミ問題の現状

2020年3月に発表された環境省の調査結果によると、2018年度のごみ総排出量は4,272万トン(東京ドーム約115杯分)にもなるんだそう!

 

燃えないゴミなどからアルミや鉄を回収したあとの残りや、燃えるゴミを燃やしたあとに残る灰などは、最終地点の埋立地(最終処理場)へ埋められています。

2019年度末現在で、最終処理場の残余年数は21.6年と言われており、2040年にはゴミを埋める場所がなくなってしまう計算になります。

 

技術の進化・低賃金長時間労働がもたらした使い捨て商品

時代が進むにつれて技術はかなり進化しました。

さらに、賃金はどんどん低下し、長時間労働や夫婦共働きなどでより便利なものを求める人が増えています。

 

その結果増えているのが使い捨て商品です。

使い捨て商品は便利な反面、1回きりで捨てるためゴミの量がどうしても増えてしまいます。

 

毎日捨てられるまだ食べられる食品

日本はもちろん、世界中で毎日まだ食べられる食品が捨てられています。

家庭で出る食べ残しや、賞味期限が近くなって販売できなくなった食品などがあり、現在は毎日1人あたりお茶碗1杯の食品ロスが出ていると言われています。

 

燃えるゴミの中に占める生ゴミの割合はかなり多いと言われていますが、生ゴミの80%は水分なんだそう。

水を燃やすことはかなりの燃料を使うことになり、環境汚染の問題にもなっています。

そのため、生ゴミの水切りを呼びかける自治体も多く、家庭から出るゴミを減らすことや水を切ることで環境負荷を減らすことに繋がるのです。

 

ゴミ処理には税金が使われている

また、ゴミ処理にかかるお金は税金からまかなわれていて、2019年度で使われたごみ処理事業経費は20,885億円(2兆円)!

 

ゴミが減ればゴミ処理にかかるお金も減ることになり、ほかの行政サービスにお金を回すことができます。

だから地方自治体がそれぞれゴミ削減のために取り組みを行っているんですね。

 

ゴミを燃やすことに使っていたお金が別のことに使われるようになれば、未来が変わることもあるかもしれないですよね。

 

 

徳島県の上勝町では2003 年にゼロ・ウェイスト宣言を行い、町民一人一人がごみ削減に協力し、リサイクル率80%を達成したそうです。

ごみは45種類に分別され、町内にあるゴミステーションに自分たちで持ち込むのだそう。

 

 


ゴミのない社会を目指すための活動のハブとなっているのが上勝町ゼロ・ウェイストセンターで、ここにはゼロ・ウェイストアクションをコンセプトとした「HOTEL WHY」があり、上勝町の暮らしを体験することができるのだそうです。

プラスチックゴミ削減のために使い捨てアメニティの提供もしていないととても素敵なホテル!

 

日本のプラスチックリサイクルの現状

プラスチックなど資源のリサイクルをしていると聞くと、環境に優しいと感じる人は多いですよね。

 

2019年の日本のプラスチックリサイクル率は85%ととても高い数値になっています。

でも、日本のリサイクルの現状は海外とは少し違い、本当に環境にいいリサイクルとは言えないんです。

 

このプラスチックリサイクルは、3つのリサイクル方法があります。

  • 「マテリアルリサイクル」22%
  • 「ケミカルリサイクル」3%
  • 「サーマルリサイクル」60%

 

「マテリアルリサイクル」とは、再生利用のことで、プラスチックゴミを再利用して新しいプラスチック製品に生まれ変わらせるリサイクル方法です。

「ケミカルリサイクル」は、プラスチックを化学的に処理することで再利用する方法。

 

そして、「サーマルリサイクル」というのがプラスチックを燃やした熱をエネルギーとして回収する方法です。

欧米では、「燃焼」をリサイクルに含めないという概念から、サーマルリサイクルはリサイクルに含まれていません。

 

そう考えると、日本のプラスチックリサイクル率は25%ということになります。

 

 

 

どのリサイクル方法にもメリット・デメリットがあるため一概には言えませんが、サーマルリサイクルは二酸化炭素の排出や有害物質が発生するといった問題があります。

 

そのため、リサイクルを積極的に行うよりも、ゴミそのものを減らすことが大切になってくるのです。

YUKO
リサイクルできるからとゴミをたくさん出していてはいけないですね!

 

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ゴミを減らすアクション3R(スリーアール)とは?

ゴミを減らすアクションとしてよく知られている方法が3R(スリーアール)というアクションです。

  1. Reduce(リデュース)―ゴミを減らす
  2. Reuse(リユース)―繰り返し使う
  3. Recycle(リサイクル)―再び資源として利用する

3Rは、基本となるゴミを減らすアクションですが、それがさらに進化した5Rもあります。

 

3Rと5Rの詳細は別の記事でまとめています。

 

もっとできること知りたい!さらに一歩踏み込む19のR!

3R・5Rはどんどん進化し、今は18Rまであると言われています。

 

さらに、私が好きな本『ゼロ・ウェイスト・ホーム』の著者は、18Rにはないもう一つのRを実践しています。

 

この記事では、すべてをまとめた19Rとしてご紹介しています!

YUKO
ほかにできることはないか?という新たな気づきになれば嬉しいです。

 

  1. Refuse(リフューズ)―不必要なものを断る
  2. Reduce(リデュース)―ゴミを減らす
  3. Reuse(リユース)―繰り返し使う
  4. Repair(リペア)―修理する
  5. Recycle(リサイクル)―再び資源として利用する
  6. Rot(ロット)―堆肥化する
  7. Reform(リフォーム)―改良して再び使う
  8. Rebuy(リバイ)―中古品を購入し再利用する
  9. Return (リターン)・Returnable(リターナブル)―購入先に戻す
  10. Refine(リファイン)―ゴミを正しく分別する
  11. Regeneration(リジェネレイション)―再生品の利用を心がける
  12. Rethink(リシンク)―本当に必要か考え直す
  13. Rental(レンタル)―借りることで所有を減らす
  14. Right Disposal (ライト・ディスポーザル)―正しく捨てる
  15. Remix(リミックス)―他のものと組み合わせて新しいものを作る
  16. Reconvert to Energy (リコンバート・トゥ・エナジー)―利用できないゴミを燃やしエネルギーに再変換する
  17. Recreate(リクリエート)―自然を楽しみ保護する
  18. React(リアクト)―自然を楽しめる機会を増やすよう働きかける
  19. Restore(リストア)―壊れた自然を復元させる活動に取り組む

19Rの詳細も、別の記事にまとめています。

 

 

 

一人ひとりが少しずつでもゴミを減らす取り組みを行ったら、かなりゴミの量って減るんじゃないかなーと感じています。

私も少しずつできることをやっています。

 

できることから楽しくやることが大切!

日本のごみ問題や、プラスチックリサイクルの現状、ゴミを減らすアクションをご紹介しました!

ゴミを減らすことは、二酸化炭素排出量の削減や、ゴミ処理に使われる税金を減らすことに繋がります!

 

家庭からでる食べ残しなどの食品ロスを減らすことは、ゴミを減らすだけでなく食費を減らすことにも繋がるので、食費を減らすことを楽しみながら実践していくのもいいですよね!

 

この本は、食品ロスを減らすためにできる取り組みがたくさんまとめられています!

節約術のような本で楽しみながら食費を減らすことができるのでとってもおすすめです!

ぜひ読んでみて、自分にできることがないかチェックしてみてくださいね!

 

楽しくできれば長く続けることができるようになります。

少しずつできることからはじめてみてください!

 

 

海や環境を守るためにできる取り組みもまとめています!

 

 

 

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