SDGsが広く浸透してくるようになり、サステナブルという言葉をよく聞くようになった方も多いのではないでしょうか?
SDGsとは、2015年9月の国連サミットで、『「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会』の実現のために採択された国際目標です。
今回は、SDGsと深く関係しているサステナブルという言葉についてわかりやすく簡単にまとめています。
ぜひ気になる方は読んでみてください。
サステナブルとは?
サステナブルという言葉は、サステイナブルやサスティナブルとも言われたりしています。
英語の「Sustainable」から来ているので、発音を考えるとサステイナブルが一番近いような気もしますが、Googleの検索ではサステナブルが一番多くなっているようです。
英語の「Sustainable」は、「維持(持続)できる、持ちこたえられる、持続可能な」という意味があります。
今世界中で「サステナブルな社会」を目指している
「サステナブル」の意味はわかったかと思いますが、では今世界中で目指している「サステナブルな社会(持続可能な社会)」とはどんなものなのでしょうか?
「サステナブルな社会」は、地球環境や資源を保護し守りながら、人間社会や経済も持続可能な発展をしながら、平和で豊かな生活が私たちだけでなく子どもや孫の世代にも、未来に渡って継承されていく社会という意味で使われています。
簡単に言うと「人間・社会・地球環境に配慮し、それを未来までずっと保ち続けられる暮らし」のことなんですね。
サステナブルな社会の重要性を広く伝えたWWF(世界自然保護基金)のレポート
サステナブルな社会の重要性をここまで広く伝えたのは、2012年に発表されたWWF(世界自然保護基金)の「生きている地球レポート(Living Planet Report)」だと言われています。
このレポートは、WWFが2年ごとに発表しているもので、2012年のレポートは2012年6月20日~22日にブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催された「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」を意識して発表したそうです。
このレポートの中で、世界人口の増加したことによって消費活動も増え、その消費活動が地球環境を圧迫し、安全かつ豊かで健康な未来を脅かす傾向が続いていることが書かれています。
『生きている地球レポート2012』の発表にあたり、WWFインターナショナルのジム・リープ事務局長は、次のようにコメントをしています。
「私たちは、地球がもう一つ存在するかのような生活を続けています。地球が提供できる資源の量よりも50%多く消費しており、この傾向を変えなければ2030年までには地球が2個あっても足りなくなるでしょう。しかし、今ならばまだ、2050年に予想される90億、または100億の人々に食糧・水・エネルギーを提供できる豊かな未来を創る選択肢が、私たちにはあります」
2030年までには地球が2個あっても足りなくなると、2012年の時点で言われていたんです。
SDGsの基礎となったと言われる概念に「プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)」というものがあるのですが、それによると気候変動も人間
が安全に活動できる範囲を超えて不安定な範囲に入っていると言われています。(2015年の研究結果なので、現在はさらに進んでいるかもしれません。)
なぜサステナブルな社会や暮らしが求められるのか
サステナブルな社会や暮らしが求められるのは、このままでは間違いなく人間が住めないような世界になってしまうからです。
実は、人間がいなくなれば今地球で起きているさまざまな環境破壊などもいずれ元に戻ると言われています。
さまざまな技術が発達して、私たちはとっても生きやすくなりました。
だけど、このまま石油や水、木、食料などのさまざまな資源をこのままのペースで使い続ければ、いつか地球は限界を迎えてしまいます。
最後に、とっても深く考えるきっかけになる記事と動画を置いておきます。
fa-star参考記事もし人類だけが突然姿を消したら、地球上ではどんな変化が起きるのだろう?
動画は英語で字幕がつけられないようなので、日本語で見たい方は記事の方を読んでみてください。
地球は私たちがいなくてもやっていけるけど、私たちは地球がいなきゃやっていけない、だから地球を大切にしようというメッセージが込められています。
私自身も完璧にできているわけではないですが、1人1人が少しずつでもなにか行動をすることで、大きな力になることを信じて、誰かのきっかけになればと思い記事にしました。
最後まで見ていただきありがとうございます。
SDGsのことも記事にまとめています。
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